2016年3月1日火曜日

復習と予習の旅

わたしの師匠は鈴木 恂という人ですが、その師匠にあたる吉阪隆正という人の展覧会が東京の国立近現代建築資料館で開催中、行ってきました。

みなでつくる方法 吉阪隆正+U研究室の建築
DISCONTINUOUS UNITY




2002年、2004年に行われた展覧会ではわたしもCDをつくったり、年表をつくったり、ウェブサイトをつくったりと大変な思い出の一つなので今回も見ない訳にはいかないのです。

会場の中心に設置されているのは油土でつくられた巨大な模型。



しっかりと手すりも握りました。




そしてその夜は八王子にある大学セミナーハウスでシンポジウム。
鈴木先生やU研究室の方に加え、懐かしい先生方にもたくさん会うことができてもうそれだけで来た価値がありました。
まるで学生時代を思い出すようなその雰囲気、わたしはこの雰囲気から多くのことを学んだのです。

これが大学セミナーハウスの本館。
大地に楔を打ったように逆三角形の建物。




国際交流館と本館の遠景。
建物が生きてるみたいで動き出しそうなのです。




こちらは鈴木先生のアトリエ、AMSの引き手。



大学セミナーハウスで今まで学んできたことを復習した後は、東京の中心へ戻りわたしが非常勤講師をつとめる京都造形芸術大のシンポジウムに参加してきました。

ここでもちょうど大学説明会があったことも重なり、予期せず懐かしい先生方に会うことができて何とラッキーなこと。
そして東北との関係もできて今後の動きが楽しみなのです。

瀬戸内の環境を存分に活用してこどもたち、大人たちの遊び場をつくろうという動きをこれからはじめようとしていまして、なのでこのシンポジウムは未来への予習となったのです。

未来を考えることの中心は「こども」なのだという確信の旅でもありました。