2014年9月30日火曜日

Mr.五右衛門来ル

何と「五右衛門風呂」です。
住宅を設計していて、五右衛門風呂を選んだお施主さんは今回がはじめて。

あっぱれ!

施工をお願いしているのは自宅も五右衛門風呂だという左官のさとうさん。
こちらもあっぱれ!

ユニットバスはもちろんすばらしいシステムでかつ安価でもあるのですが、お風呂に入る喜びからするとこの五右衛門風呂に勝るものはないでしょう。

このお風呂の大きな窓からはたわわな柿の樹がちょうど見えるようになっています。
出来上がりが楽しみです。

















母屋の横にトイレ、お風呂、洗面の水回りを集めた小さな水回り棟を新築しています。
屋根の上には太陽光温水器も乗ります。


だんだんと形になってきて、現場に行くたびにワクワクします。



2014年9月24日水曜日

盛況「つむじ秋市」

これが秋晴れ、海で泳げるほどの快晴の空の下、「つむじ秋市」盛況に終わりました。

ぼくの描いた、名付けて「メリーゴーランド型」のテント配置もみなさんの協力のおかげで成功したようで、人は丸く並んだ3つのテントの間をグルグル歩き、こどもたちは走り回り、その外周の桜の木陰ではみなさんのんびりとピクニック。

なんとも牧歌的な時間が流れていました。















入口の藤棚には黄色いガーランド。






















ここは子どもたち向けの英語のワークショップテント。





2014年9月20日土曜日

つむじ秋市

9/23(祝)に井原の経ヶ丸グリンパークというところで「つむじ秋市」というマーケットをやります。
アーキツリーはそこの会場デザイン担当で、今日は出店テントの位置を指示する杭を打ちに行ってきました。
担当というのはぼくもそのマーケットの主催である「ねっこの会」のメンバーの一人でもあるので、会場係の担当なのです。

ちょうど小学生がピクニックにやってきたのに邪魔をしてしまいました。
広場にはうさぎの糞がポロポロところがり、アケビや栗が実っているような気持ちのよう山のてっぺんです。
















会場は広く、そこを目一杯に使いたいので、10個程度のテントを並べた円を三つ配置するというデザイン。

名付けてぐるぐる回れる「メリーゴーランド型」。

きれいに円をつくるのに苦労しそうですが、きれいに配置できますように。

そして何より台風さん、近づかないでください。




2014年9月16日火曜日

壁塗りワークショップ

壁塗りワークショップ、盛大に行われました。
こどもたちもたくさん集まり黙々と、大人も負けずに黙々と。
今回は手の跡を残そうという思いでみんな手で塗ることにしました。








壁は塗れるということ、自分でも塗れるということ、色もつけられるし、気分が変われば色も変えられるということ、そんな当たり前のことをみなさんに実感してもらえたらと思います。

例えばこどもが壁に絵を描いたとしてもまた白く塗れば元に戻り、それは何度でも塗り重ねられるということ。

壁を手でなでて身近に感じたいのです。

みなさん楽しそうに塗られてましたが、一番喜んでいるのはこの家なのではないかと思いました。
こうして人がいっぱい集まってくれて、手を入れてきれいに甦って、よしっこれからも地震にも台風にも大雨にもシロアリにも負けず踏ん張るぞっという声が聞こえてきそうでした。






















この壁は左官屋さんにコテで塗ってもらった吸い込まれそうなブルー。
これから乾いてどんな風合いに変化するか楽しみです。 

2014年9月11日木曜日

パノラマ

前回書いた土壁がきれいに取り払われ竹木舞越しに外が見えるようになりました。
このパノラマが見たかったのです。















2階に上がるとこのパノラマが広がってそこは家族の寝室。
何と言う贅沢。
もうひとつ自慢をすると壁は土壁なのです。

そう、その土壁を塗り直すワークショップを9/14(日)に行います。
左官のさとうさんの指導のもと、みんなで土をこねて何とコテではなく手で塗ります。

手でつくり、手の跡を残すのです。

ご興味のある方はご連絡いただければ詳細をお知らせします。

左から竹木舞、木製建具、何もなしの外の見え方。
それぞれの良さが分かります。






2014年9月5日金曜日

雨と土壁

9月に入ったというのに相変わらずの天気が続きます。
今日の現場でも天気予報通りに午後から雨が降りはじめ、しばらくして真っ黒い雲が近づいてきたかと思うとドバーッと降りました。
雨は美しくもあるのですが、恐怖も感じます。

この茅葺きの民家の窓から見える雨はとても近くに感じられ、アルミサッシを通してみる雨と木製の窓を通してみる雨は違うものなのだなあとしみじみと実感。

この窓からの風景をもっと楽しみたいので、写真に窓の左右にもFIXの窓を開ける予定です。















日本家屋は本当に内部に壁がなく、見渡せます。
それが気持ちよくもあり、寒くもあり・・・。















ここには扉をつけるため土壁を取ってもらい、下地の竹木舞(たけこまい)が現れたところです。
土に包まれ100年近く、やっと日の目を見た竹木舞。
このまま扉にして使いたいなあと雨の中妄想しました。