2013年4月8日月曜日

ただいま営業活動中

東京から広島県の福山市に移動し、ちょうど10ヶ月。はじめてむかえる春の季節。花が咲き、木々が芽吹き、鳥たちはさえずり、何と気持ちのよいことか。吐く息も凍るようなあの冬から脱出した喜び。

 しかししかし、ぼくの仕事の方は春爛漫と喜んでばかりはいられない状況なのです。設計の依頼がいくつかあり、よし来たっと意気込むものの、いつの間にか消え、また来たっとさらに意気込んだらまた消え・・・、ここはぼくの故郷なのだから誰かが仕事を任せてくれるはずと呑気に待ってるだけではがいけなかった。東京で設計事務所をしていたぼくに福山からわざわざ設計を依頼してくれた友たちは何とありがたかったことなのか。

 ここは東京ではない。まだまだ設計するという仕事そのものが知られていないし、設計事務所の役割も分かってないし、そもそも設計事務所に設計を依頼するということがほぼ選択肢にないような場所。そうか、そうだった、まずはそこから始めなければいけなかったのか。

 ということで一人でも多くの人にぼくの存在、青山修也建築計画の存在を知らせるためにチラシをつくりました。

●設計事務所=高い、偉そーなのではなく、金銭面では施主の味方となってコントロールできるし、楽しく一緒に設計もできるのです。

●素材やエネルギーのことに付いても、溢れる数あるものの中から何を選ぶべきなのか一緒になって考えていきましょう。

 大きな建物や新しい建物を設計するのはもちろんわくわくしますが、小さな設計やリフォームをいっぱいやって、たくさんの幸せをまき広めるというのも建築家としての満足度からいうと気持ちよい仕事なはずです。


 せっかくのこの美しき瀬戸内地方の住環境を少しでも快適にしていきたいと動きはじめています。