2014年5月28日水曜日

空に近い風景

神戸の北野の坂をほぼ上りきった場所に古くから佇むマンションへ行ってきました。
この部屋の家具をつくったり、みつくろったりするというインテリア計画が今回のお仕事。

大学では「インテリア計画 I/II」という授業を受け持っているので生徒になった気持ちで取り組んでいます。

やっとエントランスについた頃には膝はガクガク、足はブルブル、息は切れ、額からは汗がしたたるほど、そんな坂道を上りきり振り向くと、それはそれはすばらしいパノラマ。
神戸の街はもちろん、大阪湾をぐるーっと見渡せる、まるで「魔女の宅急便」のキキがお使いを頼まれて飛び立つときのようなそんな風の吹く景色が広がっています。
背後には六甲山も迫り、緑も美しく。

もちろん部屋からも同じようなパノラマ。
巨大なヒマラヤ杉と楠木が歴史を感じさせてくれます。

まさにここは空に近い風景。

椅子をいくつか発注し、ラグや照明、ソファーなどを見るためにショールーム巡りをしました。
久しぶりに洗礼されたデザインを見るのは気持ちがいいもんです。

ここには1.5m角の正方形の男らしく豪快なテーブルをつくります。
楽しみ楽しみ。