2013年8月14日水曜日

羊の毛を着た壁と天井

 築50年を超える木造2F建ての店舗への改修工事も佳境を迎えています。
今年の夏も暑いこと。大工さんもへろへろになりながらがんばってくれています。

先週には隙間だらけだった屋根と天井に断熱材を取り付けました。このモコモコが断熱材、ニュージーランドの羊の毛を使ったサーモウールという断熱材です。















今回はそのモコモコ感を表現したかったので、なんと仕上げ材で隠すこと無く、そのまま表しています。ダウンジャケットの中身のような、降り積もった雪のような、絹をまとった蚕のような、いずれにせよ夏には暑苦しい表情ではありますが、何とも愛嬌のある、まるで生き物のような仕上げです。















わたしにとっても初の試み。

もしこの建物が壊されることになっても、この断熱材は他で使うこともできるので、解体→ゴミにはならずにすむかな。


古い建物の改修を考えるとき、断熱は大変大きな問題。これからわたしの課題でもあります。

羊の毛を着た壁と天井、みなさんも見に来てください。


オープンは近い!