2014年10月24日金曜日

HELLO, TREEHOUSE HILL!!

ぼくが暮す広島県福山市は人口47万人、広島県では広島市に続いて大きな地方都市です。瀬戸内に面しているので海の幸も豊富、北部には中国山地へ続く山が控えているので山の幸も豊富、最近の2つの台風がすーっと逃げたように自然災害も少なく、気候も穏やかでとても住みやすい環境、であるはずなのです。

しかし、車を中心に考えられた街になってしまっているため歩いて楽しい場所は少なく、公園と名のつく場所はあるけれどそこはぼくが想像するような公園ではなく、適当に樹が植えられ、延びたら切られ、適当な遊具が置かれ、植えられた芝は養生シートがむき出しになり、噴水には藻とゴミがはびこり、水もドロドロになった石積みの池があり・・・と、まあとても憩えるような状況ではなく、むしろ殺伐とした印象をいつも受けているのです。


この広い公園の中心にはたくさんのバラが植えられた丘があり、手入れはされているのですが、バラが咲くのは一年のうちほんの数週間だけです。それ以外の時期はいつもガラーンとまさに刺々しい丘なのです。

そしてバラが咲いてる時期は早朝から農薬散布、散布、散布!!!
そんなに虫たちを殺さなくてもいいのでは?

バラの花に顔を近づけて「あ〜いい香り〜」ってやってるのも実は危険だったり。



そこで考えてみました。

<TREEHOUSE HILL ツリーハウスの丘>

大きな樹をたくさん植えて、その樹にはいろんな形をしたツリーハウスをつくり、大きなブランコを吊るしたり、樹の上を通り抜けるような橋を巡らせたり、回るすべり台をつくったり、ハンモックを吊るしたり、小さなカフェがあってもいいじゃないですか。

何よりこどもがいっぱい楽しめる公園、もちろん大人もわくわくするような公園にしたいですね。




福山の環境をもっともっと活かせばとっても住みやすい、気持ちのよい、やさしい街ができるはずなのです。可能性は十分あり。

ぼくが大好きなルイス・I・カーンという建築家の言葉をいつも胸に。

"A city should be a place where a little boy walking throug its streets can sense what he some day would like to be." 
「都市とは、その通りを歩いているひとりの少年が、彼がいつの日かなりたいと思うものを感じとれる場所でなくてはならない。」