2014年2月25日火曜日

廃屋からの復活

ビズーに続きまたもや同じくらいに古い木造3階建てを改修しています。
そうなんです、何とこの歴史的な廃屋は恐ろしいことに木造で3階建てなのです。
3階からは穏やかな尾道水道が望める、まさにここにしかない眺望。
ちょっとだけ傾いていますが・・・。
この歴史的な廃屋をゲストハウスと店舗に生まれかわらせるのです。






階段は約60度!それがなかなか上りやすい。 




そして尾道では今日も物語のたっぷり詰まった歴史的建物が壊されているのです。
今あるものを財産だと考えて使わなければこの街はこの街でなくなってしまうのです。

2014年1月31日金曜日

妄想は膨大する






建築だけではなく、楽しそうないろんなことに手や足や口を出せるのが田舎生活の面白いところです。
京都造形芸術大学の講師仲間でもある「なごみLABO」の仁城さんが何とも楽しそうなことを考えていて、ぼくもそれに協力することになりました。











井原に青野という地区があって、そこはブドウの一大産地なんですが、そこで育てられ収穫されたぶどうを使って、その場所でワインを醸造したい!という目標。

ワインをきっかけにブドウを育てたい人が集まり、収穫したい人が集まり、ブドウを踏んでワインをつくりたい人が集まり、それを飲みたい人が集まり、そのワインはいろんな場所へ旅立ち、いろんな場所で飲まれ、喜ばれ。

夢は楽しく、大きく描かれているのです。

青野の山の上からは青く輝く瀬戸内海が望め、その向こうには四国山脈も頭を出し、遮るものは何もない空が広がり、とにかくとっても気持ちがよいところ。
ぼくはそこに広がるブドウ畑の樹の下で、その畑で収穫されたブドウでつくったワインを、たくさんの老若男女と一緒に長ーいテーブルに座って飲みたい、という妄想を膨らませているのです。

実現へ向けレッツゴー!


もうひとつ、まちづくりプロジェクトiD尾道というNPO法人があるのですがそこの理事に就任しました。
リヤカーゴなど尾道を盛り上げるプロジェクトをいくつも企画している楽しい団体です。
今後の動きをお楽しみに。

2014年1月27日月曜日

設計の青山

「青山修也建築計画」(あおやましゅうやけんちくけいかく)

という名前は直球で良いのだけれど、

1. 字数が多い
2. カクカクしてる
3. 漢字ばかり

何かもっと

1. 字数が少なくて
2. 片意地はらなくて
3. まるい

名前の方がいいんじゃないかという声がありまして。

なるほどなるほど、確かにその通りのような。
ぼくが設計している空間は決してカクカクせず、片意地はらない空間ですし。
正式名称は

「青山修也建築計画一級建築士事務所」

漢字16文字とは長過ぎます、ぼくもつまずきそうになります。
短くしましょう。

ということで新しい名前を考えることにしました。

「設計の青山」

すばらしく分かりやすい。
メロディーまで浮かぶ、が、パクリはいけない。

しかし設計の○○というようにはじめに説明するやり方も分かりやすくはある。
リズムが大事だという人もいる。


これからしばらくはそんなことも考えながら、みなさんのご意見にも耳を傾けながら、春にはコレだっという名前に変わります。

2014年1月17日金曜日

2014 瀬戸内へ、東京へ

始発の新幹線に乗り、最終の新幹線で帰るという、長い一日、日帰りで東京へ。
雲ひとつない冬の東京らしい快晴。そういえば瀬戸内では雲ひとつない快晴という一日は少ないように思う。

東京で大変お世話になった建築写真家の方のご葬儀という悲しい悲しいお別れの旅だったのですが、恩師である鈴木恂先生の事務所のキリッと優しい変わらぬ様子や、後輩たちのガッツリ建築に向かい合う姿を見られてとてもうれしい旅でもありました。
















自転車を借り、代々木公園を通り抜け、いつも暖かく迎えてくれるルヴァンではずっしり重たいパンを買い、ギャラリーTOMでは彫刻展を。
東京はサイクリングでどこへでも行けることが大変な魅力。

自動車を最小限に排除し、しかもソーラーカーなどの化石燃料を使わない静かな車だけに限定して、もっともっと歩いている人や自転車や路面電車が道に飛び出して、街の中心になると面白いだろうなあ、と思う。

田舎とはまた違う自由さがありますね、東京には。



さて今年はこんな景色が見える島に




















こんな材料を使って面白い計画が実現するかもしれません。





















今年はやりたいことを全てやる。
この美しき瀬戸内にひつとでもたくさんの心地よい空間をつくっていきたいと思います。

2014年、どうぞよろしくお願いいたします。



 ラッキーなことにDr.イエローにも遭遇しましたし。

2013年12月30日月曜日

2013への感謝、2014への構想

2013年が終わり、もういくつ寝ると2014年を迎えます。
そんな年の瀬に京都、伊勢を訪ねてきました。

クリスマスが終わり、大晦日を迎えるまでのこの時期は街がとても静かで、もちろん日本人の観光客は少なく、外国人の観光客が多く、なかなか不思議な数日なのです。



金閣寺にある当時のトイレです。足下には水が流れています。
それよりもこの屋根を支える木の組み方。柱も一本は竹です。その自由さに楽しくなります。


南禅寺三門。
回廊とロッジア。フィレンツェを思い出します。



都ホテルにある村野さんの桂水園。
こんな和風建築は普通は木だけを使ってつくられるのですが、ここではコンクリートと鉄を木と一緒にまるで知らんぷりでもしてるかのようにさりげなく使っています。これもまた自由なのでした。



そして伊勢。まだ真新しい檜が神宮の森の中で輝いていました。
考えれば考える程に深く分からなくなる、不思議な場所です。


2013年、どうもありがとうございました。
2014年、やりたいことは全てやるという気持ちで活動していきます。

みなさま、良いお年をお迎えください。
 

2013年12月17日火曜日

ビズー → 石岡邸

また一段と寒さが増してきました。我が家のキッチンのオリーブオイルが固まるのももうすぐでしょう。

さて、14日に尾道のビズーでお話会をしました。お店ができるまでの様子、いっしょにつくった職人さんたちとのつながり、解体ゴミのこと、使った材料、トイレと下水、エネルギーのことなどなど。写真を見ながらお話をしていていると設計者としてこれから考えなければいけない問題を改めて知ることができました。

家のことも料理と同じようにもっと自分で何とか考えてつくれるようになるといいですね。素材をしっかり吟味して、塩はきかるけれど出汁は丁寧にとか。もっともっとぼくにできることがあるはず。




















ビズーで美味しいランチをいただいた後、エネルギー親分のグローイングピース石岡さん、府中の石岡邸へ移動し、韓国のエネルギー事情と薪ストーブイベントの報告を伺いました。



日本は山が豊かで樹がたくさん生えている、だからその樹を間伐して、薪をつくって、それを燃やして暖をとる。という自然な流れで寒い冬を暖かく過ごせる工夫ができるといいなと思って、ぼくもその方法を探っているところです。

話は戻り、ビズーの建物はおそらく80年程前に建てられた木造2階建てです。80年前というと1930年代です。その頃世界では何があったのかと調べてみると・・・。

 1928 ----- 日本で最初の普通選挙、25歳以上の男子全てに選挙権

 1929 ----- 世界大恐慌

 1931 ----- 満州事変

 1933 ----- ナチスがドイツに誕生

 1936 ----- スペイン内戦

とそんな時代をこの建物は過ごしてきたのです。頭が下がります。長生きしてほしいですね。


2013年12月4日水曜日

改修ひとつ完了

10月から始まっていたトイレ周りの改修工事が一段落しました。
トイレといっても、洋式と男性用、それとは別に手洗いがあり、また廊下に面した外壁には出入り口も開けるという盛りだくさんの工事でした。

タイルだった床をフローリングにし、同じくタイルだった腰壁はペンキ塗り、上の壁は珪藻土で仕上げました。
タイルは目地に臭いと汚れがこびり付いて取れなくなってしまいますので、ピカッと改修してしまうことが一番気持ちよいです。

新しくなったことを忘れてしまうくらいに、今までそうであったかのように、すーっと体に馴染んで使っていただけるとうれしいですね。

この住宅では引き続きお風呂周りの改修工事も始まります。
古い建物を今の生活に合わせて使いやすく、明るく、広々と、寒くなく、快適にどんどん改修して生かしていきたいですね。

街中の、村中の住宅を改修しまくりたい気持ちです。