さて、14日に尾道のビズーでお話会をしました。お店ができるまでの様子、いっしょにつくった職人さんたちとのつながり、解体ゴミのこと、使った材料、トイレと下水、エネルギーのことなどなど。写真を見ながらお話をしていていると設計者としてこれから考えなければいけない問題を改めて知ることができました。
家のことも料理と同じようにもっと自分で何とか考えてつくれるようになるといいですね。素材をしっかり吟味して、塩はきかるけれど出汁は丁寧にとか。もっともっとぼくにできることがあるはず。
ビズーで美味しいランチをいただいた後、エネルギー親分のグローイングピース石岡さん、府中の石岡邸へ移動し、韓国のエネルギー事情と薪ストーブイベントの報告を伺いました。
日本は山が豊かで樹がたくさん生えている、だからその樹を間伐して、薪をつくって、それを燃やして暖をとる。という自然な流れで寒い冬を暖かく過ごせる工夫ができるといいなと思って、ぼくもその方法を探っているところです。
話は戻り、ビズーの建物はおそらく80年程前に建てられた木造2階建てです。80年前というと1930年代です。その頃世界では何があったのかと調べてみると・・・。
1928 ----- 日本で最初の普通選挙、25歳以上の男子全てに選挙権
1929 ----- 世界大恐慌
1931 ----- 満州事変
1933 ----- ナチスがドイツに誕生
1936 ----- スペイン内戦
とそんな時代をこの建物は過ごしてきたのです。頭が下がります。長生きしてほしいですね。