2014年12月11日木曜日

ほぼスケルトン

解体工事がほぼ完了し、スケルトン状態になった因島の住宅、やはり開けてビックリな事実がいくつか発見されました。

その1。
通し柱がコンクリートブロックの上に乗っているという事実!

さらにおそろしいことに解体してる方がハンマーで叩きながらコンクリートブロックを壊していて、それを現場監督が大慌てで阻止したということ。
一歩遅ければ柱が宙ぶらりんになっていたかもしれません・・・。



その2。
取ってしまおうを思っていた壁に筋交いがバッチリ入っているという事実!

1Fのその他の壁にはほとんど筋交いがないのですが、よりによってこの場所にだけ。
築40年の木造ですが、筋交いより貫(ぬき)の考え方なのでしょうか。


蜂の巣、ヤモリの巣に続き解体作業は何がでてくるかお楽しみであります。

2014年12月9日火曜日

ソーラーパラソル

福山には駅の北、お城の西に美術館があるのですが、そこの中庭は芝生がきれいに維持されていてとても気持ちが良い場所です。
樹々も定期的に剪定され、福山では唯一と言ってもいいくらい管理が行き届いている場所。

しかしそこは立ち入っても良いものか、遊んでも良いものか、犬の散歩くらいは許されるのか、通りぬけるだけならいいのか、美術館から見るためだけの庭のつもりなのか、どこかで監視されているようなどうも使い方のはっきりよく分からない、使い心地の悪い場所なのです。



そこで、美術館のカフェを外へ張り出すことでテラス席を設け、誰もが集える場所にしてはどうですかという提案。

テラス席には傘の部分をソーラーパネルで作ったソーラーパラソルをたくさん立てて太陽の光をいっぱいに浴びる。
その電力で噴水と照明くらいはまかなえるでしょう。
気持ちの良い場所は、その場所に入ってどんどん使いましょう。

















福山市のみなさん、尾道は動きが早くていいなーとか、倉敷はクラボーがあるからとか指をくわえてないでひとつでもたくさん人が集える場所、歩ける場所をつくることですよ。
商店街もまた然り。

街を楽しくするのは車ではなく人です、人、人。

人がもっともっと安心して歩ける街を。
ぶらぶらと散歩しましょう。


2014年12月1日月曜日

大収穫!

京都造形芸術大学<KUAD>の秋の収穫祭@尾道、大盛況で終えホッとしています。
「坂のまちのリノベーション」と題し、ぼくが尾道へ通いながら今ビンビンと感じているこのまちの現状、ますます加速される勢い、そしてこれからの可能性をお話した後、みんなでフィールドワークへ出かけました。

会場となった尾道商業会議所記念館の2F議場はうれしい満席、階段状の議席に人が並ぶ姿はこの場所が生き返っているようでまさにリノベーションの風景。

広島へUターンしてからは学生の方と触れ合う機会がめっきりなくなってしまったので、こうして面と向かって話しができてパワーをもらえるのはとてもうれしいことです。

フィールドワークで立ち寄った宝土寺。
住職さんが境内にある古い建物を大工さんと一緒に自らの手で雑貨屋に改修している現場、まさに現在進行中、最新情報。



懇親会はぼくが設計を手がけたビズーBISOUにて。
通りへ溢れるほどのこの賑わいはいいですね。
街へどんどんはみ出すべき。



参加していただいたみなさん、どうもありがとうございました。
引き続き<onomichi>にご注目を!

2014年11月28日金曜日

ほぼ竣工

茅葺の古民家の改修がほぼ竣工に近づきました。
あとは薪ボイラーの到着を待つばかり。

泥モルタルのキッチンも良い具合にひび割れもでき、土間の真ん中にドスンと構えています。
棚板も杉で優しい表情。

その向こうの居間の床はモルタル仕上げ。
グレーのグラデーションが美しいこと。

古い建具を元に戻すと家が急に息を吹き返したように感じました。


そしてこれは新しく作った五右衛門風呂。こんなにかわいらしい色の五右衛門風呂は見たことありません。ピンクも黄色も土の色。

2014年11月21日金曜日

週末は「私はストーブだ!」

明日11月22日(土)と23日(日)に府中市にある羽高湖サン・スポーツランドで「私はストーブだ」というイベントがあります。

手作り薪ストーブのコンテストやワークショップ、そして出展するお店では薪や炭で調理された料理が並びます。

田舎に暮らしていると、薪で暖をとったり、料理をしている人がたくさんいて、そんな人たちの暮らしっぷりはとても刺激的で、生きる強さと楽しさを感じるのです。


先日の「つむじ秋市」と同じように、このイベントでも配置計画を考えました。
会場はこんな感じで、野球もできるほど広くて気持ちのよい場所。











真ん中の火を囲んでテントとステージが並びます。
インディアンの集まりのような、アラスカのイヌイットのような、ジプシーたちのサーカス団のような、小学生のときにやったキャンプファイヤーのような、そんなことをイメージしています。

さてどうなるか。



2014年11月20日木曜日

さまざまな蜂の巣

先日地鎮祭を終えた住宅の解体が進み、躯体が姿を見せてきました。
躯体を見ると心踊り、ぼくの計画している空間がうまく施工できるかどうか、構造的には大丈夫だろうか、どのように古いものを残そうかなどいろんなことが頭をめぐり興奮するのですが・・・今日はそれよりもこのさまざまな蜂の巣の姿に驚かされました。

一つの住宅の天井裏にこんなにたくさんの蜂の巣が隠されているとは。
この巣で生まれ、育ち、旅立った蜂たちはかなりの数なのでしょう。


黒ずんでいて形が整っていないのは途中で放棄したから?



下側だけが崩れている。



筋交いを挟み込むように作られた蜂の巣。



もっとも状態の良い蜂の巣。
このひとつだけは残すことにしました。



泥か、モルタルを投げつけたような小さな蜂の巣。
蜂の種類が違うのでしょうか?

蜂の巣は蜂たちの家であり、集合住宅でもあり、生き物はみんなそれぞれの場所で生きているのだなあと実感しました。
なるべくお互い邪魔をしないように。

2014年11月9日日曜日

地鎮祭と見学ツアー

大安だった11月7日、見積もりを始めて5ヶ月が過ぎようとしている住宅がついに地鎮祭を迎えることができました。
地鎮祭ではあるのですが、この住宅は新築ではなく躯体を残したままほぼスケルトンにリフォームするので安全祈願祭のようなもの。
普通は更地に神棚を建てるのですが、今回は玄関先に神棚を建てみんなで神様に手を合わせました。

今年中に内部を骨組みだけにして、家の傾きを直すというスケジュールで進んでいく予定です。



そして古民家の再生の現場には何とバスで見学ツアーの方がこられました。

中古の住宅を購入してリフォームするか、今ある古い住宅をリフォームするか、それとも新しく建てるのかなど、それぞれの方々がいろんな方法を検討されているようでした。

この現場は古民家のリフォームというちょっと特殊な例ではあるのですが、こんなこともできるのだという参考になったのではないでしょうか。






















リフォームすることは新築ではできない面白みや可能性がたくさん溢れています。
その分、設計も難しいのですがそこは腕の見せ所。

地方都市でも田舎でもこれからはリフォームするという選択が増えてくると思われます。
古い家を甦らせる手助けがたくさんできますように。

小さな疑問も大きな夢もどうぞご相談ください!