さて引き続き因島の住宅、地盤の沈下により傾いた家をジャッキアップして水平垂直に戻す作業を進めています。
下の写真の隙間分、約6cm家が傾いていたことになります。
傾きを直すには基礎コンクリートの下に杭を打ち込み、それ以上基礎が沈まないような処理をした後、下がった部分の柱をジャッキアップして上げていきます。
持ち上げるものが巨大で重量もある家というだけで仕組みとしては単純な方法ですが・・・。
しかしそれはやはり熟練の腕が必要で、柱を引っ張ったり、叩いたり、押したりしながら数mmのゴザを調整していくのです。
あっちを引っ張りながらこっちを上げ、そっちを叩きながらあっちを緩める、すると見事に水平垂直に建ち直ってくるのでした。
この作業中、ぼくは地震が来ないようにを祈ることしかできません。
そしてこちらは屋根を見上げながら悩む中島建設のお二人。
「この屋根を取って上をテラスにしたいって、またまた青山さんの要求はむずかしいの〜」と。
よろしくお願いします!