2014年8月1日金曜日

男らしく豪快なテーブル祝納品!

「男らしく豪快なテーブル」がついに完成したので、神戸まで納品に行ってきました。何しろ天板は1m50cmの正方形で厚みが5cmもあるので男二人で持ち上げるのがやっと、手を滑らせ倒してしまったら板もぼくも傷がついてしまいます。大汗をかきながらやっとのことで無事運び込むことができました。景色の良い、目的の場所へバッチリ設置し、最後の防水ワックスを塗って完了。広い部屋にこの存在感。松ヤニがちょっと出てしまっていますが、普通は家具には使わない松、それも広島県産の自然乾燥材を使って、広島でつくる。建築も地産地消ができると良いです。









 こちらは岡山県西粟倉村の杉の間伐材を使った同じく「男らしく豪快な」本棚。
無塗装の白木状態でまずは使ってもらい、焼け具合を見て塗装をするかどうか決めようと考えています。

木目を塗りつぶさず、黒に塗るのも良いかもと帰りのトラックの中で考えていました。

どちらの材料もこれからのぼくの建築を考える上での挑戦的、実験的な試みのひとつです。
今後の経過が楽しみなのです。

Agio小森山さん、伝統工芸さん、府中家具の腕利き職人さん、ご協力どうもありがとうございました。

2014年7月17日木曜日

改修がひとつ完成


トイレの改修に続き、お風呂回りの改修を行っていた住宅がひとつ完成しました。
洗面室の壁の仕上げは薄いグレーの漆喰を塗り、明るくかつ湿気も調整できる仕上げにしました。
扉は長年の汚れが染み付いた既存のものを洗い、オイルを塗り直して甦らせました。
当初は新しい扉に付け替える計画でしたが、捨てなくて良かったと実感。
長年連れ添った夫婦のようなもので30数年の歴史は偉大です。



勝手口から通じる通路部分の天井と壁、欄間との取り合い部分。
欄間には明かりとりのためガラスを、壁には杉の羽目板を貼りフックでもたくさん取付けて合羽を掛けたり、月桂樹やヨモギを乾燥させたり、タマネギをぶら下げたりしてもらいたいとの思いです。



その通路部分の床(真ん中)と壁(奥)、既存の台所の床(手前)の取り合い部分。
床は汚れた足でも気にせずガシガシ歩いてもらえるように杉のフローリングに柿渋を塗っています。























これから使われていくうちにこの木がどのように変化していくのか楽しみです。

2014年7月12日土曜日

祝着工_その1

茅葺きの屋根を持つ家の改修工事がついに着工です。
台風8号が南を進んだのでこちらはほとんど影響なく、通り過ぎた後には気持ちのよい風が吹く、そんな日にめでたく着工。
うれしいもんです。

ところが工事をはじめるとそんなに喜んでばかりもいられず、シロアリ問題があっちもこっちも。
柱の外観は大丈夫に見えても叩いてみると中が空っぽの音。
すっからかんに食べられてしまっている柱が1、2、3、・・・。

下の写真の部分は2階の柱を梁だけで受けてしまっているので、構造的にはかなり心配です。
梁の太さもないのでその下には柱の補強が必要です。





















そんなことをひとつひとつ、今回も工事を任せる中島建設の方と大工さんとぼくとで相談して解決方法を考えていきます。
現場の醍醐味、これが面白いのです。
新築ではできない、改修ならではの苦労なのですがそこが腕の見せ所、頭のひねり所。

この住宅ではいくつか実験的とも言えるような試みを計画中なのでそれも楽しみです。

下の写真の木材にはベンガラが塗られています。
岡山の吹屋というベンガラの里も近いのでそこからのベンガラなのだろうか、などと妄想をしながら。



2014年7月2日水曜日

男らしく豪快なテーブルのつづき2

「板が継がれましたよ」との連絡あり、早速チェックに行ってきました。
「おぉ〜」と声が出るほどの存在感、まさに男らしく豪快。
むしろきれいすぎると言っても良いくらいの繊細な仕上がり。

一度研磨してもらい自然塗料のAUROを塗り込んでみました。
木目がさらに浮き立ち主張をはじめます。

はるばる遠く、外国から輸入されたような木材ではなくても、地元で切られ、自然に乾燥させた木材でもかっちょいいテーブルができるのです。
それはここでしかつくれないテーブルなのです。

地元でとれた木を使い、地元で加工、製作までしてもらうこと、これが今回のこの家具の物語であり、目標でもあります。

さて、テーブルに続きこれまた大きな本棚もつくりはじめます。
府中家具をつくってこられた職人さんの技が楽しみです。


















2014年6月21日土曜日

瀬戸の小島へ

これからぼくたちの乗るフェリーが向こうからやってきました。
今日はこのフェリーに乗って橋の無い島へ渡ります。
ヴェネツィアを思い出します。




フェリーに乗ると、ほんの10分程で初上陸する島が見えてきました。 
目的の建物も島の先っぽに小さく見えます。















上陸し、自転車に乗り、小さな集落を抜けていきます。
外壁は焼杉の家が多いみたい。
カニたちが片手を上げて迎えてくれます。
途中、中庭のあるこんな立派な佇まいの家もありました。 






















そして到着した目的地。
目の前に砂浜の広がる海沿いの建物です。
まさかこれほど海に近い立地でとは。

瀬戸内には魅力が溢れています。




2014年6月18日水曜日

ベーハ小屋

岡山の笠岡という町の山の方にはまだたくさんのベーハ小屋が残っています。
「ベーハ小屋」とは煙草乾燥小屋のことで、「ベーハ」とは「米葉(米国の葉)」をあらわし、それが「ベーハ小屋」と呼ばれるようになったそうです。

写真家の北田英治さんが益子、沖縄、台湾のベーハ小屋を撮った写真集があるのですが、岡山にもまだまだたくさんのベーハ小屋が残っていて、2年程前にお会いした時、是非岡山にも撮りにきてくださいとお願いをしたことがあります。

ぼくも車で走っていてベーハ小屋を見つけると写真に収めるようにしています。
この何ともひょうきんな表情、すくっとしたプロポーション、羽を広げたような屋根、愛嬌があるのです。

写真のベーハ小屋は笠岡と井原を結ぶR43沿いに佇んでいます。
現場に通う道中なのでいつもあいさつするのが楽しみなのです。




















水回り改修中の現場では壁塗りが始まりました。
その丁寧な仕事っぷりに見とれるばかり。

2014年6月5日木曜日

男らしく豪快なテーブルのつづき

男らしく豪快なテーブルのつづき。
材料が適当な寸法に切られたので板目や並びなどをチェックしました。
足になる材も50mm以上はあるので、3枚上に積み上げても倒れないのです。
もうこのままでも十分豪快ですが。

これからこの荒さを残しつつ、繊細に加工してもらいます。
よろしくお願いします。
















それとお風呂、洗面の改修工事がやっと動き始めました。
やっと、というのは消費税の問題だったり、関東の竜巻の問題だったり、TOTO海外工場の火災の問題だったりで、3月には着工したい予定がここまで延びてしまったのです。

このお宅は高性能な太陽光温水器を長年使われており、冬でも40〜50℃になるというそのお湯をなるべくエネルギーのロス無くお風呂、洗面、台所へ使うという仕組みを模索しました。
化石燃料を使うことをできるだけ少なくし、太陽や水、土、木などからの自然なエネルギーを上手に利用する方法は今後更に考えて行かなければいけないのです。
毎回いろんな試みをしています。