久しぶりに模型をつくっています。
木造2階建ての住宅ですが、新築ではなく既存のものを大きく改修します。
築40年弱、外壁を貼り直したり、台所を広げたりと何度か手を入れているようですが、今回は大改修です。
現在の状態をほぼ全て取り払い、間取りも大きく変更、玄関の位置も変え、屋根の上には広いテラスをつくり、冬にはあたたかなサンルームを増築する、しかも2世帯住宅への改修という盛りだくさん改修なのです。
更には国土交通省の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の補助金がもらえる事になり、これからの住宅事情を考える上で大変良い参考例になるのではないかと思います。
地方都市にも、田舎にも古い住宅はたくさん余っています。
家は新しく建てなきゃいけない、という考え方ではなく、今あるものをその良さを生かしながら現代の暮しに合わせて改修するという考え方がこれからは増えてくるはず。
同じように古い家に住み続けているけれど、暗い、寒くて暑い、狭苦しい、収納少ない、“ナントカデキンモンカ”と行き詰まっている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
何とかできます、何とでもできます。
改修は家が甦り、生き返り、生まれ変わり、喜んでいるようでその佇まいを見るのが楽しみなのです。
庭を見るとライラックの花の蜜を吸いにアゲハチョウがやってきました。
花の美しい良い季節です。